結論:Fullmeは、プロデザイナーの課題添削がつく動画オンデマンド型のWebデザインスクールだ。入門コースは29,800円、主力のWeb Designは初級55,000円・中級75,000円・上級85,000円で、セットは172,000円と掲載されている(2026年10月時点・公開情報、税込・税抜の別は公式で確認)。高額な通学型と比べて入りやすい価格帯にある。一方で、転職成功率などの成績データ、返金規定、給付金の対応は確認できなかった。向いているのは「デザイン未経験から、まず低い費用でスキルの土台をつくりたい人」であり、転職支援まで一括で任せたい人には別の選択肢が合う。
Fullmeの口コミ・評判を調べる人の多くは、料金に見合うのか、初心者でもついていけるのか、転職につながるのかの3点で迷っている。本記事はselectnavis編集部が、公開されている情報だけを整理し、転職・学習を検討する人の目線でまとめたものだ。受講した体験談は載せない。実際に受けていない体験を書けば偽の口コミになるためである。
Fullmeとは|基本情報(運営会社・料金・対象)
Fullme(フルミー)は、デザインを学ぶオンラインスクールだ。運営会社はnarrative株式会社と掲載されている(2026年10月時点・公開情報)。なお2023年の開講時の報道では別の法人名が出ており、運営体制は途中で変わった可能性がある。契約前に、公式サイトで運営会社名と特定商取引法に基づく表記を見ておきたい。
| 運営会社 | narrative株式会社(2026年10月時点・公開情報) |
|---|---|
| 学習形式 | オンライン(ビデオオンデマンド型) |
| コース | 入門、Photoshop初級、Web Design初級・中級・上級、セットの6種 |
| 料金 | 29,800円〜172,000円(コースにより異なる) |
| 対象 | 未経験・初心者、大学生、主婦・ママ、働きながら学ぶ人、フリーランス志向の人 |
| 無料体験 | 無料会員登録で無料レッスンを視聴できる |
情報の出典は、教育スクール比較サイトの掲載ページ(coeteco「Fullme」掲載ページ)と、開講を伝えた報道記事である。公式サイトのURLを編集部の調査で特定できなかったため、最新の料金と条件は公式の申込ページで確認してほしい。
selectnavisスコア|12軸採点で62/100
公開情報から算出した参考値
12軸を各5点満点で採点し、合計37点を100点に換算した。確認できない項目は加点せず、低めに置いている。
| 評価軸 | 点 | 根拠 |
|---|---|---|
| 料金の明確さ | 4 | コース別の価格が一覧で出ている |
| 価格の入りやすさ | 4 | 入門は3万円を切る |
| 対象の広さ | 5 | 未経験から社会人まで想定 |
| オンライン対応 | 5 | 全面オンデマンド |
| カリキュラムの量 | 4 | セットで全84レッスン |
| 無料体験 | 4 | 無料レッスンあり |
| サポート | 3 | 添削あり、質問対応の範囲は不明 |
| 運営の透明性 | 3 | 運営会社は掲載、体制の変遷は要確認 |
| 情報開示 | 2 | 支払い方法・受講期限の記載が見当たらない |
| 実績の開示 | 1 | 就業率などの数値なし |
| 解約・返金 | 1 | 規定が確認できない |
| 転職支援 | 1 | 専任の転職支援は確認できない |
点数は12軸の合計から算出した参考値である。
Fullmeのコースと料金はいくらか
料金は、コースごとに分かれた買い切り型の表記だ。月額課金ではなく、コース単位で支払う形と読める。掲載されている金額は次のとおり(2026年10月時点・公開情報。税込・税抜の別と最新額は公式で確認)。
| コース | 料金 | レッスン数・期間の目安 |
|---|---|---|
| はじめてのデザイン 入門 | 29,800円 | 23レッスン |
| Photoshop 初級 | 39,600円 | 20レッスン |
| Web Design 初級 | 55,000円 | 26レッスン・約1.5ヶ月 |
| Web Design 中級 | 75,000円 | 約2ヶ月 |
| Web Design 上級 | 85,000円 | 約2ヶ月 |
| Web Design セット(全3コース) | 172,000円 | 全84レッスン |
初級・中級・上級を個別に買うと合計215,000円になる。セットの172,000円は、その差し引きで43,000円安い計算だ。最初から3コースを通す覚悟があるなら、セットのほうが総額は小さくなる。迷うなら、入門または初級で相性を見てから中級以降へ進む手もある。
支払い方法(分割払いやクレジットカードの可否)は、確認できた範囲では記載が見つからなかった。申込前に公式で確かめるべき点である。
Fullme 3つの強み(転職・学習を検討する人の目線)
① 入門から上級までの価格が低めに抑えられている
通学型のWebデザインスクールでは、数十万円の受講料を掲げる例が珍しくない。Fullmeは入門が29,800円、上級でも85,000円と掲載されている。デザインが自分に向くかを試す段階で、数十万円を先に払わなくて済む。
② 動画オンデマンドで、働きながら進められる
学習形式は動画オンデマンドだ。通学の時間を決められた講座と違い、平日の夜や週末に区切って進められる。対象には「働きながら学ぶ人」「主婦・ママ」が挙がっており、時間の制約が大きい人を想定した設計だと読める。
③ プロデザイナーによる課題添削がある
動画を見るだけで終わる講座は、手を動かした成果物の良し悪しが自分では判断しにくい。Fullmeはプロデザイナーが課題を添削する形をとっており、独学の弱点を補う仕組みになっている。事例記事でも、添削が学習の継続を支えたという趣旨が紹介されている。
Fullme 3つの弱み・注意点
① 返金や解約の規定が確認できない
編集部が調べた範囲では、返金や解約に関する記載を見つけられなかった。買い切りのコースは、受講してみて合わなくても費用が戻らない可能性がある。申込前に、返金の可否と受講期限の有無を公式の規約で読んでおきたい。
② 就業率・転職成功率などの成績データがない
「卒業生のうち何割が転職できたか」を示す数値は、確認できた掲載情報になかった。成果を数字で見て選びたい人にとって、判断材料が足りない。事例記事は1名の体験にとどまる。個人の成功談は、誰にでも当てはまる結果ではない。
③ 公式情報の所在が分かりにくい
編集部の調査では、公式サイトのURLを検索で特定できなかった。情報の主な出典が比較サイトとなるため、料金やコース構成が更新されている可能性がある。契約前に最新の公式情報と照らし合わせる必要がある(本記事の数値は取得日時点のもの)。
オンラインで初心者でも学べるか|サポート内容
対象者として「デザイン未経験・初心者」が明記されている。入門コースは「はじめてのデザイン」の名のとおり、基礎から入る構成だ。無料の講座(Figmaの基本操作など)も用意されている。
掲載されているサポート内容は次の5点にまとまる。
- プロデザイナーによる課題の添削
- 解説ノートによる復習
- 無料講座(Figmaの基本操作など)
- 実務で使えるテンプレートやヒアリングシート
- ポートフォリオ作成の指導
一方、チャットやメンターへの質問が何回まで可能か、返信が何営業日以内かは確認できなかった。質問対応を重視する人は、無料体験の段階で窓口の有無を調べるとよい。
プロデザイナーによる指導の中身
「プロデザイナーが指導する」とうたうスクールは多いが、実際に何をしてくれるのかは公開情報で見分けるしかない。Fullmeで確認できたのは、課題に対する添削フィードバックと、デザインを言葉で説明する力(デザイン言語化)を身につける点だ。
デザインの現場では、見た目の良し悪しより「なぜこの配置にしたか」を説明できるかが問われる。添削で言語化を鍛える方針は、採用面接でポートフォリオを説明する場面に直結する。ただし、講師の経歴や在籍人数は確認できなかった。誰が添削するのかを知りたい人は、公式の講師紹介を確認してほしい。
転職サポートと卒業生の実績はあるか
専任のキャリアアドバイザーによる求人紹介や、提携企業への推薦といった転職支援は、確認できた掲載情報には見当たらなかった。ポートフォリオ作成の指導は挙げられているため、応募書類の準備には使える。ただし、求人の紹介までは期待しにくい。
事例としては、ホテル業からWebデザイナーに転身した受講者の記事が紹介されている。学習の成果を面接で説明できたことが採用の決め手になったという内容だ。とはいえ1件の事例であり、転職できる割合を示すものではない。転職成功を約束する記載も、確認できた範囲にはなかった。
転職まで見据えるなら、スクールで基礎を固めたうえで、別に転職エージェントを併用する組み合わせが現実的だ。IT・SaaS領域のエージェントは、当サイトのIT転職エージェント@PRO人のレビューで整理している。
返金制度・給付金の対応はどうなっているか
返金制度と給付金は、いずれも公式の記載を確認できなかった項目だ。
給付金について補足する。専門実践教育訓練給付金などの制度は、厚生労働大臣が指定した講座だけが対象になる。Fullmeが対象講座かどうかは、確認できた範囲では分からない。使えると思い込んで申し込むのは避け、対象講座かどうかは公式と、ハローワークの公開情報で確認してほしい。
返金についても同じで、申込画面や規約に条件が書かれているはずだ。クーリングオフの対象になるかは、契約形態と期間によって変わる。迷ったら消費生活センターの案内を見るとよい。
利用開始の流れ 5STEP
- 無料会員登録をして、無料レッスンを視聴する。
- 入門・初級など、目的に合うコースを選ぶ。
- 申込と支払いを済ませ、動画の受講を始める。
- 課題を提出し、プロデザイナーの添削を受ける。
- ポートフォリオにまとめ、案件獲得や応募に使う。
ステップ3の支払い方法は、確認できなかった。無料登録の段階で支払い画面まで進めるかを見ておくとよい。
向く人・向かない人
向く人
- デザイン未経験で、まず3万円台から試したい人
- 仕事や育児の合間に、自分のペースで進めたい人
- 独学で止まりがちで、添削を受けたい人
- 副業やフリーランスの入口として、ポートフォリオをつくりたい人
向かない人
- 求人紹介まで含めた転職支援を、スクールに任せたい人
- 卒業生の就業率を数字で確かめてから決めたい人
- 返金条件が明記されていないと不安な人
- 給付金を使って自己負担を抑えたい人
他サービス比較|Fullme vs 転職支援つきスクール vs 独学
Fullmeの位置づけは、低価格のオンデマンド型だ。転職支援つきの総合型スクールとも、無料教材での独学とも性格が異なる。目的で選び分けるための比較軸を示す。
| 比較軸 | Fullme | 転職支援つきスクール | 独学 |
|---|---|---|---|
| 費用 | 3万〜17万円台 | 一般に高額になりやすい | 教材費のみ |
| 添削 | あり | あり(多くの場合) | なし |
| 転職支援 | 確認できず | 求人紹介を含む例が多い | 自力 |
| 時間の自由度 | 高い | カリキュラム次第 | 最も高い |
転職を前提にスクールを比べるなら、実務で比較した記事(webマーケティング スクール 転職支援【2026】実務で比較)が参考になる。デザイン以外の選択肢を広げたい人も、あわせて読むとよい。
FAQ|よくある質問5問
Q1. Fullmeはデザイン未経験でも受けられますか?
対象に未経験・初心者が明記されている。入門コースが基礎から始まる構成なので、最初はそこから入る形になる。無料レッスンで難しさを確かめてから決めるとよい。
Q2. 料金はいくらですか?
掲載情報では入門29,800円、Web Design初級55,000円、中級75,000円、上級85,000円、セット172,000円だ(2026年10月時点・公開情報)。税込・税抜の別や最新額は公式で確認してほしい。
Q3. 転職支援はありますか?
専任の求人紹介などの転職支援は、確認できた範囲では見当たらない。ポートフォリオ作成の指導はあるため、応募の準備には使える。
Q4. 返金はできますか?
返金に関する記載は確認できなかった。申込前に公式の規約で条件を確認し、不明点は問い合わせ窓口で聞いておくこと。
Q5. 給付金や補助金は使えますか?
対象かどうかは確認できなかった。給付金は国が指定した講座だけが対象になるため、対象講座かどうかは公式とハローワークの公開情報で確認してほしい。
購入前の最終確認は、公式サイトの申込ページで行うのが確実だ。Fullmeの公式サイトを見る
※PR。申込先は公式サイト。手数料・条件は申込時にご確認ください。
編集部結論|「デザイン未経験で、低コストに始めたい」なら有力
Fullmeは、費用を抑えてWebデザインの基礎を固めたい人に合う。入門29,800円という入口の低さと、プロデザイナーの添削、動画オンデマンドの自由度が主な魅力だ。
反対に、転職の成果を数字で確かめたい人や、求人紹介まで求める人には足りない部分がある。返金規定や給付金の対応も確認できていない。申し込む前に、無料レッスンを見て、公式の規約を読むところまで済ませてほしい。そのうえで、転職が目的なら転職エージェントの併用を考えるのが現実的だ。

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