結論:動画編集スクールの費用を軽くする公的な仕組みは、厚生労働省の教育訓練給付制度が中心だ。ただし対象になるのは、制度に指定された講座だけである。今回確認したCAMPと動画の学び舎は、公式サイトに給付金の対象と読み取れる記載が見つからなかった。申込前に厚労省の検索システムか運営会社へ問い合わせて確かめたい。補助金を前提にせず、料金・期間・受講形式で選ぶのが無難だ。転職・学習を検討する人の目線で整理する。
動画編集スクールで使える補助金・給付金にはどんな制度があるのか
代表的なのは、雇用保険の加入者が対象講座を受けたときに受講費用の一部が支給される「教育訓練給付制度」だ。厚生労働省は、この制度を一般・特定一般・専門実践の3つの区分で運用している。区分によって対象となる講座の性質と給付の水準が違う。
一般教育訓練は幅広い分野の講座が対象になる区分。特定一般は転職や再就職に直結する講座、専門実践は中長期のキャリア形成を目的とした講座が中心になる。動画編集スクールの場合、公開情報を見るかぎり一般教育訓練に該当する講座が多いとされる(2026年10月時点)。
もうひとつ、経済産業省が進めるリスキリング関連の支援がある。こちらは年度や事業ごとに内容が変わる。使えるかどうかは最新の公式発表で確認が必要だ。制度名だけで「使える」と思い込まないことが、最初の注意点になる。
給付金を使えるのはどんな人か、対象者と条件の確認方法
対象になるのは、原則として雇用保険の被保険者、または一定期間内に被保険者だった人だ。加入期間の条件があり、過去に給付を受けた人は間隔のルールもある。個別の事情で結論が変わるため、自分が対象かどうかはここでは断定できない。
確認の手順は次のとおり。
- 受けたい講座が指定講座かを、厚生労働省の「教育訓練講座検索システム」で調べる。
- 自分の雇用保険の加入期間を、最寄りのハローワークで確認する。
- 申込前にスクールへ、給付金の手続きに対応しているか問い合わせる。
講座の指定は年に2回、4月1日と10月1日に更新されると案内されている。指定前に始めた講座は対象外になる場合がある。検索システムは厚生労働省の教育訓練給付制度のページから入れる。
補助金で受講費用はどの程度抑えられるのか
一般教育訓練の給付率は受講費用の20%、上限は10万円とされる。たとえば受講料が20万円の講座なら、条件を満たした場合に最大でも4万円が戻る計算だ。専門実践はさらに高い給付率が設けられているが、動画編集の短期講座がその対象になるケースは多くない。
給付は受講後に申請して受け取る後払いである。申込時に全額を一度払う資金が要る点は、見落としやすい。また、リスキリング関連の支援を併用できる場合もあるが、事業ごとに条件が違う。「最大何割還元」という見出しだけを見て決めるのは避けたい。
料金はスクールによってどれだけ違うのか
今回の2社だけでも、料金の組み立てがまるで違う。
| 項目 | CAMP | 動画の学び舎 |
|---|---|---|
| 運営会社 | アズール株式会社 | 株式会社動画の学び舎 |
| 受講料(税込) | 200,000円。説明会参加で150,000円 | 110,000円〜。授業単位は12,500円 |
| 期間 | 2日間の集中講座 | 最短1か月〜。受講資格は期限なし |
| 形式 | オンラインと教室 | オンライン。撮影実習のみ対面 |
| 給付金の記載 | 公式に記載なし | 公式に記載なし |
(2026年10月時点・各公式サイト)。表の数字は公式の案内どおりで、キャンペーンや改定で変わる。他社も含めた比較は動画編集スクール比較【2026】料金・期間・形式を公式情報で整理にまとめた。
スクール選びの基準は何か、料金より先に見る3点
料金の安さで選ぶと、あとで困ることが多い。先に見たいのは3点だ。
ひとつめは、学ぶ目的との一致。副業で案件を取りたいのか、社内で動画を作れるようになりたいのか、転職で職種を変えたいのか。目的が違えば、必要な講座の長さも変わる。ふたつめは、質問できる環境の有無。独学で詰まるのは、たいてい編集ソフトの操作ではなく「次に何をすればよいか」の部分にある。みっつめは、返金・解約の条件だ。
返金・解約の規定は、今回確認した2社とも公式サイトで見つけられなかった。契約前に書面かメールで確認するほかない。確認できない項目を、確認できないまま申し込むのは避けたい。
社会人が働きながら学ぶなら、受講期間と学習形式はどう選ぶか
平日に時間を取りにくい会社員は、受講期間の長さより「自分のペースで進められるか」を重視したほうがよい。動画の学び舎は最短1か月からで、受講資格に期限がないと案内されている(2026年10月時点・公式サイト)。仕事が忙しい時期に止めて、再開しやすい設計だ。
CAMPは2日間の集中型。まとまった休みを取れる人には短期間で終わる利点がある。反面、2日間で身につく範囲には限りがある。講座のあとに案件紹介のコミュニティや納品サポートが用意されているため、学習後の動き方まで含めて確認したい。
大阪など地方でも受講できるのか
「大阪 スクール」のように地域名で探す人は、通学できるかを知りたいことが多い。公式サイトの案内では、CAMPはオンライン講義に加え、全国に教室拠点がある。大阪に教室があるか、希望日に開講しているかは、公式サイトの教室一覧で確かめてほしい。
動画の学び舎の講義はオンラインで、地方からでも受けられる。例外は撮影実習で、こちらは対面のみとされる。実習の開催場所は、申込前に問い合わせるのが確実だ。遠方なら交通費と日程も費用に含めて考えたい。
無料で試せるのか、体験会・説明会の有無
「無料」と探している人も多いが、今回の2社で受講そのものが無料の講座は確認できなかった。代わりに、入口は用意されている。動画の学び舎は無料体験会と無料のオンライン相談を案内している。CAMPは説明会があり、参加すると受講料が150,000円になると公式サイトに書かれている。
体験や説明会は、講師の説明が自分に合うかを見る機会になる。聞きたいことは先にメモしておくと無駄がない。給付金の対象か、返金の条件はどうか、この2点は質問リストの先頭に入れたい。
CAMPという選択肢
CAMPは、アズール株式会社が主催する動画編集の買い切り講座だ。初心者・未経験者向けで、2日間の集中型。受講料は200,000円、説明会に参加すると150,000円になる(2026年10月時点・公式サイト)。
強みは、教室とオンラインの両方に対応する点と、案件紹介コミュニティ、営業サポート、納品サポートといった受講後の支援が公式に挙げられている点だ。一方、給付金の対象かどうかと返金規定は公式に記載を見つけられなかった。申込前に直接確認する必要がある。
短期間で一通りの流れをつかみたい人には候補になる。詳細と最新の料金はCAMPの公式サイトを見るで確認してほしい。
※PR。申込先は公式サイト。手数料・条件は申込時にご確認ください。
別の選択肢:動画の学び舎はAfter EffectsからPremiereまで段階的に学べる
動画の学び舎は、株式会社動画の学び舎が運営する。講座はAdobe After Effects、Premiere Pro、撮影、企画運用など6段階・50の授業で組まれている。受講料は110,000円〜、授業ひとつなら12,500円(税込・2026年10月時点・公式サイト)。
必要な授業だけ選べるので、すでにPremiere Proは使える人がAfter Effectsだけ学ぶ、といった使い方ができる。問い合わせはTEL 03-6271-0809と問い合わせフォームで受け付けている。給付金の対象か、返金の規定はどうかは、公式サイトに記載が見つからなかったため、問い合わせで確かめたい。
授業単位で試したい人は、動画の学び舎の公式サイトを見るから講座一覧を見られる。
編集部の結論:補助金は「あれば助かる」と考えて選ぶ
給付金は、対象講座かどうかが前提になる。しかも後払いで、上限もある。補助金の有無だけでスクールを決めるより、料金・期間・形式・サポートで絞り、最後に給付金の可否を確認するほうが失敗が少ない。
短期集中で全体像をつかみたい人は、まずCAMPの公式サイトを見るで説明会の日程を確認するところから始めたい。ここまで読んで迷うなら、Webマーケティングスクール比較【2026】5社の料金と返金も、返金条件の見方を知る参考になる。
FAQ|動画編集スクールの補助金・料金・受講形式のよくある質問
Q1. 動画編集スクールはどれも給付金の対象になりますか?
対象になるとは限らない。制度に指定された講座だけが対象だ。対象講座かどうかは、厚生労働省の教育訓練講座検索システムか、運営会社への問い合わせで確認してほしい。
Q2. 給付金はいつ受け取れますか?
受講が終わってから申請する後払いが基本。申込時は、全額を自分で支払う必要がある。申請の期限や必要書類はハローワークで確認できる。
Q3. 初心者でも受講できますか?
CAMPは初心者・未経験者向け、動画の学び舎も初心者から受講できると公式サイトで案内されている(2026年10月時点)。
Q4. 無料で体験できるスクールはありますか?
動画の学び舎は無料体験会と無料オンライン相談、CAMPは説明会を案内している。受講そのものが無料の講座は、今回の確認範囲では見つからなかった。
Q5. 返金や解約はできますか?
2社とも、公式サイトに返金・解約の規定を見つけられなかった。契約前に書面やメールで条件を確認し、記録を残しておくのが望ましい。

コメント